安住録

未来を照らすための過去

ことしの映画

を振り返る前にまず言わせてほしいんだけど、今月、一本も、観て、いない(絶望)

 

映画館で観た

 

 計39本、劇場鑑賞44回。うーん。全然観れなかったですね。映画館で働き始めたものの、勤務後はへろへろになっていることが多く映画を観ずに帰る、みたいな本末転倒パターンばかりでした。後半は卒論が〜とかいってシフト希望を短くしたため、そもそもスタッフ鑑賞を利用する機会がなかったですね。卒論はまだ終わりがみえません。今年の10本どころではない。

 ナンバーワンは『犬ヶ島』かなぁ、やっぱり。他にもたくさん好きな作品はあるのですが、やっぱりこう、期待を裏切らない満足感があったよね。天才。ウェス生まれてきてくれてありがとうってめっちゃ言った気がする。会いに行きたかったな…ウェス……。

 あとは『ペンギン・ハイウェイ』。これは両親、特に父上が激ハマりしたため、我が家には関連書籍がたくさんあります。〈海〉のモチーフになったSF小説惑星ソラリス』さえあります。怖いです。多分年明けに円盤も届きます。私がペンギンにはまったのは、もうとにかく主人公アオヤマ君を演じた女優・北香那ちゃんの声優っぷりが素晴らしかったことが要因です。お姉さん役の蒼井優さんはこれまでにも数々のアニメーション映画に参加してきましたし、アオヤマ君のお父さん役の西島秀俊さんはもともとナレーターとしての活動も多かった方ですし、竹中直人さんもなんかよくクレジットで見かける気がします(雑)。ウチダ君はくぎゅだし、ハマモトさんやスズキ君も声優さんです。たぶん、北香那ちゃんだけが声優としての経験値がないんですね。そんななかで、冒頭の「僕はたいへん頭が良く、」でのあの鷲掴みっぷり。最高です。もうすぐレンタルに並ぶので、観てないひとは観よう! 新年の抱負に「ペンギン・ハイウェイを観る」と書き加えましょう!

 それから、世間的にはヒットしてなかったけど私の中で大ヒット!だったのは、『リバーズ・エッジ』と『ギャングース』でしょうか。どちらも原作は未読なのだけれど、「映画」をつくることへの拘りが感じられたなあ。『リバーズ・エッジ』は、ずーっとスタンダードなのに最後にビスタ(?)になるんですよ。いやもう最高でしょ。作品が90年代モチーフであるが故の演出だと、私は解釈しているんだけど。恐らく当時お金があまりなくてパンフレット買わなかったんだよなあ、失敗したなあ。『ギャングース』は、ね、推しが出ているから観る機会を得たけど、出てなかったら観てなかったかもしれない。観てよかった、と思いましたね。サバイブには笑ったけど、最後のカットでシビれた。あの、妙に長いカットに、どれほどの含蓄があるか。いい映画。どちらも2週間で上映終了しました。あと酷評されまくってた実写ハガレン松雪泰子のラストが最高で最高だったので好きです。喰種とちがって続編はなさそうだけども……。

 

DVDなどで観た

 

 こちらも30本ほどでしょうか。正直記憶にないものもあるので、再生したけど真剣に観てない/途中で観るのやめた、とかもあるかも。えへ。あとは地上波で観てたけど記録してなかったりもあるかもー。

 トム・ティクヴァを2本観ましたね。一本目の『ラン・ローラ・ラン(LOLA RENNT)』は授業で観ましたが、衝撃を受けました。BGMもトム・ティクヴァが制作しているので、なんかもう完璧です。授業で扱ったのとは別の講義のレポートでも扱いました。あれは楽しかったのでどこかにまとめておきたいな、noteがいいかしらね。2本目の『パフューム』はわりと有名かな。いろんな動画配信サービスで観られると思います。『ラン・ローラ・ラン』とはまったく毛色の違う作品で、しっとりとしたダークさがあります。

 『シン・ゴジラ』の地上波放映、年末の恒例行事になるといいなあ。みんなでワイワイ実況しながら観るのは、やっぱり楽しいです。\ZARAはどこ?/ \まずは君が落ち着け!/