安住録

未来を照らすための過去

意欲

4月の頭は「文章をつくる」という意欲がめきめきあったのだけど、ぱったり途絶えてしまった。まあそれはたぶん、環境の変化によるものなんだろうなあ。大学が始まって、2週間が経った。2週間、といっても、たった2日なのだけど。最初の週は、学生証の更新やら健康診断やらでバタついてあっという間だった。シラバスをなにも見ずにただ都合がいいからと取った学科の授業が映画に関するものだったので、心が躍った。その日は『ラン・ローラ・ラン』(1998)を観たんだけど、これがまあ傑作でわくわくした。それにしても、私が観るドイツ映画には必ずといっていいほどモーリッツ・ブライプトロイがでている。有名なのは『es[エス]』(2001)かなあ。監獄実験の話ね。

es[エス] [DVD]

es[エス] [DVD]

 

学科の授業のほかに、大好きな表象の先生の授業をふたコマとっている。ひとつは発表するタイプの授業だったんだけど、まあいまの状況をかるく説明して、発表はなしにしてもらえることになった、たぶん。無理しなくていいからね、と言ってもらえて、まあ言わせたようなもんだけど、すごく助かったなあ。

その先生はわたしと同じくウェス・アンダーソンが好きなので、もうすぐ公開される『犬ヶ島』のことをコメントシートに全力で書いたんだけど、まさかの地元での上映がないことが判明して私のこころはタイタニック。こうなったら大学最寄りのシネコンでみるしかない。なんのはなしですか?