安住録

未来を照らすための過去

新幹線

大学へは新幹線で通っている。浜松・新横浜間の回数券を買って、毎回自由席の列に並ぶ。通勤にはすこし遅めの時間に乗るから、座れることのほうが多いんだけど、結局席を移動することになったりする。二列シートはさすがに埋まっていることが多くて、大人しく三列シートの窓側に座る。それなりの社会性はもっているので隣の席に荷物を置いたりはしない。しないのだが、そうするとふたりぐみが座ってくる。それなりの年代の女性がふたり揃うと、その空間は地獄と化す。エンドレスおしゃべり。イヤホンをして音楽をきいていても聞こえてくるボリュームで。カフェでもどこでもそうだけど、若い子たちのキャピキャピよりもずっと、おばさんのペチャクチャのほうが耳に毒だ。指定席をとればもうすこしマシなのかもしれないけど、でもそんな保証はどこにもないし。聴覚過敏むけのノイズキャンセリングイヤホン的なものって、ひとの声は聞こえるんでしょう? それじゃブロックできないし。今日も延々と新大久保の話を聞かされている。荷物が多くて移動するのもなんだかなあというコンディションだ。はやく新横浜に着かないかなあ。