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安住録

未来を照らすための過去

にちようのあさ

 いえ、ニチアサと呼ばれるアニメ枠の話をしたいわけではなく。

 

 日曜の朝にひさびさに活動している。といっても能動的にあれこれやるというわけではなく、大好きな映画を観にきたのだ。先日、『夜は短し歩けよ乙女』を観ようと思って最寄りの映画館のスケジュールを開いたら、そこに見知ったタイトルが並んでいた。ロベルト・ベニーニライフ・イズ・ビューティフル』(1997)。大学3年のときにひとからオススメされて観た作品だった。こんなにも幸せであと味のすっきりした戦争映画*1があるのかと感動したのをよく覚えている。好きな映画のひとつになった。『ライフ・イズ・ビューティフル』が、「午前十時の映画祭」という毎年恒例・長期にわたるイベントで上映しているらしかった。これは観るしかない。2週間限定の上映のため、今日を逃せば、てんやわんやしているうちに上映が終わってしまいかねない。正直もう少し布団のなかにいたかったが、無理やり起きて朝マックでこれを書いている。

 「午前十時の映画祭」、毎年やっているのはなんとなく知っていたものの調べたことはなかった。今回初めて知ったのだが、プレミアスクリーンで上映する*2のにチケットが大学生500円(一般1100円)という破格の値段だった。もっと早く知っていれば、もっといろいろな作品に出会えたのに……と後悔しつつ、これも留年したお陰だなと昨年10月の私に手を合わせた。

 さて、お楽しみのはじまり。続きは鑑賞後に書こう。

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 映画を観たあと、ちかくのスーパーの一角にあるカレー屋さんのカレーを食べた。いまは、大学の研究室からエディタを開いている。雨天、日曜というすばらしい条件のおかげであたりは静かだ。雨の音に混じって時たま車のエンジン音が聞こえる。

 『ライフ・イズ・ビューティフル』。ストーリーは知っているから、収容所へ連れていかれる車のなかでジョズエに嘘をつくグイドを眺めていたら泣きそうになってしまった。同じ映画でも自宅の小さなディスプレイと大きなスクリーンで観るのとでは全く幸福度が違う。やはり映画は映画館で観るに限る。公開間もない若者向け映画とは違って、少し旧い作品だから上映中に喋ったりスマホを点けたりする客もおらず、リクライニングする座席でゆったりと寛ぐことができた。幸せだった。ひとつ失敗したなと感じたのは座席の前後位置くらいだ。次はもう少し前めに席をとろう。

 次の作品はジャン=ピエール・ジュネ『アメリ』(2001)だ。そしてアルフレッド・ヒッチコック『裏窓』(1954)、フランク・ダラボンショーシャンクの空に』(1994)と続く。『裏窓』と『ショーシャンク』は授業で観たことがあるが、『アメリ』はまったくの初見。すごく楽しみだ。その後も続々と「名作」と呼ばれる作品が名を連ねている。東京に住み続ければ今後もチャンスはあるかもしれないが、いまは来年自分がどこでどう生きているかのビジョンが全く見えない状況だ。だから、このチャンスを逃さないように、日曜の午前十時からのニ時間は、映画を観るために予定を空けておこう。

*1:便宜上。

*2:最寄りの映画館の場合。