安住録

未来を照らすための過去

3月の映画キロク

 今月はたくさん観ました! わーい!

 

公開中
  • 『LA LA LAND』(3.1)
  • 『彼らが本気で編むときは、』(3.14)
  • 『雨の日は会えない 晴れの日は君を想う』(3.15)
  • 3月のライオン 前編』(3.18)
  • 『愚行録』(3.21)
  • ひるね姫 〜しらないワタシの世界〜』(3.22)
  • 『Moonlight』(3.23*1
  • ひるなかの流星』(3.24)

 

 どれもこれも素晴らしくて、観る映画に恵まれた1ヶ月でしたが、特に良かったのが生田斗真主演『彼らが本気で編むときは、』です。『かもめ食堂』『めだか』などで知られる荻上直子監督の最新作で、トランスジェンダー/ネグレクトを扱った作品でもあります。生田斗真さんがMtFを演じているのですが、本当に美しい……! 生田さんって結構がっしりした体格だと思うんですけど、ある点ではそれを活かしつつ、全体としてはとてもしなやかなふんわりとした女性としてそこに存在していました。びっくりした。あと、タイトルにもなっている「編む」ということがまさかそんな……! という意外性もありました。なによりも邦画でここまでLGBTに踏み込んだ作品というのが新鮮でした(私の経験が浅いだけかもしれませんが)。本当に観て良かったなあと思う作品。もう公開から1ヶ月が経って、上映が終わってしまった映画館もあると思うのですが、もし機会があればぜひ観てください。

 それから『愚行録』もひっじょーに良かったです。鑑賞翌日、原作本も購入して読んだのですが「これをこう映像化するのか…なるほど…」と思い出しながら楽しむことも出来ました。妻夫木聡さんの危なっかしさや、満島ひかりちゃんのぎこちない表情、小出くんの清々しいまでの自己中心さ、最高でした。全員怪しい、全員愚か。かなり後味の悪い話ではありますが、客観性をかなり大事にしているようで、「もっていかれる」ことはなさそうだなと思いました。この作品は多分原作読んでても映画を楽しめる。

 

旧作
  • 『あと1センチの恋(Love, Rosie)』
  • 『きみはいい子』
  • 『百円の恋』

*1:Filmarks試写会にて