安住録

未来を照らすための過去

新幹線

大学へは新幹線で通っている。浜松・新横浜間の回数券を買って、毎回自由席の列に並ぶ。通勤にはすこし遅めの時間に乗るから、座れることのほうが多いんだけど、結局席を移動することになったりする。二列シートはさすがに埋まっていることが多くて、大人しく三列シートの窓側に座る。それなりの社会性はもっているので隣の席に荷物を置いたりはしない。しないのだが、そうするとふたりぐみが座ってくる。それなりの年代の女性がふたり揃うと、その空間は地獄と化す。エンドレスおしゃべり。イヤホンをして音楽をきいていても聞こえてくるボリュームで。カフェでもどこでもそうだけど、若い子たちのキャピキャピよりもずっと、おばさんのペチャクチャのほうが耳に毒だ。指定席をとればもうすこしマシなのかもしれないけど、でもそんな保証はどこにもないし。聴覚過敏むけのノイズキャンセリングイヤホン的なものって、ひとの声は聞こえるんでしょう? それじゃブロックできないし。今日も延々と新大久保の話を聞かされている。荷物が多くて移動するのもなんだかなあというコンディションだ。はやく新横浜に着かないかなあ。

意欲

4月の頭は「文章をつくる」という意欲がめきめきあったのだけど、ぱったり途絶えてしまった。まあそれはたぶん、環境の変化によるものなんだろうなあ。大学が始まって、2週間が経った。2週間、といっても、たった2日なのだけど。最初の週は、学生証の更新やら健康診断やらでバタついてあっという間だった。シラバスをなにも見ずにただ都合がいいからと取った学科の授業が映画に関するものだったので、心が躍った。その日は『ラン・ローラ・ラン』(1998)を観たんだけど、これがまあ傑作でわくわくした。それにしても、私が観るドイツ映画には必ずといっていいほどモーリッツ・ブライプトロイがでている。有名なのは『es[エス]』(2001)かなあ。監獄実験の話ね。

es[エス] [DVD]

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学科の授業のほかに、大好きな表象の先生の授業をふたコマとっている。ひとつは発表するタイプの授業だったんだけど、まあいまの状況をかるく説明して、発表はなしにしてもらえることになった、たぶん。無理しなくていいからね、と言ってもらえて、まあ言わせたようなもんだけど、すごく助かったなあ。

その先生はわたしと同じくウェス・アンダーソンが好きなので、もうすぐ公開される『犬ヶ島』のことをコメントシートに全力で書いたんだけど、まさかの地元での上映がないことが判明して私のこころはタイタニック。こうなったら大学最寄りのシネコンでみるしかない。なんのはなしですか?

くすり

増えた。おきもちメディスン、先月75mgになったのだけど、それでも気分の落ち込みがわりと激しかったので、最大量の100mgになった。もしこれであんまり変わらなければ今つかってるのはもうさよならという感じなのかな? でも、飲んでなかったらより一層ダメニャンなんだよねえ。というかまあ、最大量にしなきゃいけないほどおきもちが落ち込むのはいまのバイトのせいなので、とにかく次のバイトをはやく決めてさっさと辞めちゃいたい。きょう主治医にバイトのことを話したとき、「つぎの診察のときにはたぶん辞めてるね、決意がみえるよ」といわれた。そうなりたいので、できればあした、伝えてくるぞ。

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と、ここまでが4/7に書いていた文。ここからは、4/11に書いた文。

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バイト、辞めるぞ辞めるぞと思って、ほかのバイトに応募したりもしたのだけど、ちょっと気持ちが逸りすぎて燃料切れを起こしてしまい、しばし休憩することに決めた。おバカさんなので、エネルギーの分配などという高度な技術はもちあわせていないのだ。とりあえずGW終わるまではいまのバイトをやっていくようにします。

あと、私、いままでのバイトってなにかしら人間関係で問題を起こして辞めてきたので、自分から「これこれこういう理由で辞めます」と申告したことがないのだ。どの社員に、どういうテンションで、どういうタイミングで、どう伝えればよいのか全然わからない。とてもむずかしい。

夏じたく

例年よりずいぶんはやく夏じたくを始めた。もちろん当社比である。毎年春先に夏日夏日とさわいでいるのをぼけーっと眺めているけど、夏の陽射しによってうける被害が大きいタイプの人間なのだから、もうすこしアンテナを高く貼ってほしいものだ。

というわけで、日焼け止めを買った。日焼け止め、シーズン真っ只中はかろうじて存在を認識していられるのだけど、シーズンが終わるとぜんぜん使用しなくなって(THEズボラ)、つぎのシーズンが来るころには所在がわからなくなっている。そもそも、日焼けどめって、みんなどれくらいの頻度で買っているんだろうか。わたしは所在が分かりさえすればたぶん前シーズンのものでも平気で使ってしまうんだけど、やっぱりよくないんでしょうか。まあどうせ失くすのであんまり関係ないんだけども。

いつも顔用にサンメディックの高いものを買って、身体用にはちょっと安めのベタつきが少ないタイプのものを買っている。後者で安めのものを選ぶのは何回も塗り直す可能性があるからなんだけど、いかんせん日焼け止め塗るのってめんどうだ。だけど塗らないとめちゃくちゃ日に焼けて因幡の白兎みたいに全身真っ赤になる。そのうえ痒い。そう、痒いんだよ〜。痒いのほんとうに勘弁して。耳たぶよく塗り忘れて毎年しぬ。

そんなかんじで、塗らないと絶対後悔するけど塗るのがしぬほどめんどくさい日焼け止め、ハードルを下げるためにスプレータイプを導入することにしました。これですこしはマシになるかな。もしかしたら成分とか刺激とかでもっとひどいことになるかもしれないけどな! わっはっは!