安住録

未来を照らすための過去

祖母が倒れた。といっても命に別状はなくて、冷えやら筋肉の衰えやらで身体が動かなくなってしまったため、救急車で運んでもらい、検査入院というかたちをとっている。金曜の深夜、父が「ばあちゃんが倒れて救急車で運ばれたから、病院いってくる」とだけ言い残して病院へ行ってしまったので、気が気でなくなって眠れなかった。時間が時間なので喋るあいてもおらず、どうぶつの森を無心でプレイすることしかできなかった。めちゃくちゃ心細かった。1時過ぎにどんな具合か尋ねるメールを送ったけど、父がそのメールを見たのは3時に帰宅したあとだった。さすがに私も眠いというかしんどかったので寝ていて、病状を聞いたのは夜が明けてからだった。取り急ぎ血液検査やCTスキャンなどもしたけど、身体の数値としては正常。平日になったら再度詳しい検査をしましょう、ということになった、らしい。とにかく、おばあちゃんが無事でよかった。身内の不幸というのは中学で途絶えているからどういう感情でいればよいのかわからなくて困惑した。祖母は家が同じ町内だったから会う機会も多くて、お裁縫や編み物が得意なすてきな女性だ。だいすきな祖母だ。もうすぐ81歳を迎える。自律神経失調症でまともに起き上がれず寝たきりが続いた結果、歩くのもやっとになってしまった。そして今回の入院。祖母にとっていちばんいい選択はなんなのだろう。今まで通り息子たちに支えながらであれば、ひとりでも暮らしていけるのだろうか。どうすることが幸せなんだろう。私にできることはなにもないのかな。