安住録

未来を照らすための過去

毛抜き

毛を抜くのがすきだ。痛いのがすきというか、だいたい痛いんだけどうまくやれるとスゥ〜ッて抜けるのがたのしい。快感。

身だしなみのためにやってるのではなく、ただただやりたいからやってるだけ。毛穴が広がるとか、そういうのはどうでもいいのだ。たのしいからやる。やりたいからやる。

 

いろんなことがADHDの特性・二次障害ということばで説明できてしまう。いいのかわるいのかわからない。説明できるのだと知ったときは安心したけど、それにあぐらをかく自分がいることには気付いているのだ。抜毛症だけじゃない。爪を噛むことも、頭皮を毟ることも、恋愛やバイトが続かないことも、ぜんぶ「特性なのだ」と言えてしまう。それはわたしは知ってはいけないことだったのだろう。