安住録

未来を照らすための過去

テスト

私は、自分は勉強が好きだ、とずっと思っていた。でもどうやら違ったらしい。私はテストのための勉強が好きで、テストで良い点を取ることで一目置かれるのが好きだったのだ。

私は高校までずっと、勉強ができる生徒だった。

テストの点数で張り合うのが好きだったし、テスト後に配られる成績表で「1位」の科目があると、すごくうれしかった。そういうときは普通に自慢もしていた。ちなみに私は、テスト前には「めっちゃ勉強した」と堂々というタイプだ。その代わり「勉強してない」と言っているときは本当に勉強してない。わかりやすい。

あの頃までの私の自己肯定感は、テストの成績で保たれていた。大学に入り、それまでとは異なる評価方法に狼狽え、じわじわとぼろがでていった。レポートってなんやねん。

 

今週のお題「テスト」