安住録

未来を照らすための過去

東京都写真美術館に行ってきた!

 アウグスト・ザンダーの写真集を求めて、恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館に行ってきました。たーのしかった!!!

 

 恵比寿駅からスカイウォークの横をてくてく歩きながらガーデンプレイスへ。途中、花壇のお花を撮りつつ、いざTOPへ! 3枚の写真がでかでかと飾られているのですが、なかにはロバート・キャパのものも。見た瞬間「はっ
! これはキャパの・・・!」となったので、私の大学4年間はそこまで無駄だったわけではないようです。

 

 お目当ては図書館。いろいろ展示もやっていたようですが、この日は時間がなかったため割愛して図書館へ向かいます。高校の図書室でももっと広かったよ? というくらいこじんまりとした空間で、蔵書のほとんどが書庫にあるため、逐一請求をださなければいけない、というのはすこしもったいなさも感じますが、まあ文化財保存のためには必要な措置なのでしょうね。鞄も事前にロッカーに預けるか、カウンターで預かってもらうシステムでした。
 アウグスト・ザンダーの『20世紀の人間たち』とレンガー=パッチュについての記述がある『映像試論100 第四号』を閲覧したのですが、もうザンダーの写真集がまじで楽しい。最高です。基本的にいままで文献で目にしてきたザンダーの写真って、彼が評価されるに至った冷ややかで中性的な視線のものばかりだったのですが、なかには愛情に満ちたものもちゃんとあるんだなあということを知れたのは大きかったなあ。「銀婚式のお祝い」なんかがとてもかわいくてすきですねえ。


 資料の複写サービスもあったので、気に入った写真をいくつかと、ザンダーの一生について、及びその類型化の手法について書かれている部分を印刷してもらいました。写真集のサイズが特殊で、図書館で用意されているA3に入りきらない事案が発生し、財布にはすこしばかり打撃がきましたがなかなか目にすることのできない資料を手にとることができてかなり満足しています。

 請求せずに閲覧することができるものには、展示中の写真家が過去に発表した写真集や、最新のカメラ雑誌などがありました。私はわりとザンダーの写真集を見るので精一杯になっていましたが、開架資料だけでも結構たくさんあったので毎日通っても楽しめそうです。閉館が18時なので仕事帰りに、というわけにはいかなそうなのが残念ですね。


 基本的に私は都心にいきたくない病、新宿ならギリ行ってもいいけど……というクソ出不精区外民なので、恵比寿はもはや小旅行なのですが、暇なときは写真美術館に通いたいなあと思いました。たぶん通いません。全然どうでもいいんですが、初めて「でぶしょう」という言葉を耳にしたとき、完全に「デブ性」だと思っていました。デブだから外に出たがらない、的なイメージでした。私だけじゃないはず。

 

 そんなかんじで楽しく過ごしすぎて、つぎの予定に遅刻しかけました。あぶなかった。おわり。