#ヘルプマーク を知っていますか
赤いあいつは、私にとってお守りのような存在です。
皆さんは、「ヘルプマーク」をご存知でしょうか? 東京都福祉保健局が配布・普及しているもので、公式ページには以下のように記載されています。
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。 - ヘルプマーク 東京都福祉保健局
目に見えないバリアを抱えているひと、というと、例えばどんなひとが思い浮かぶでしょうか。私がいまこれを書きながら思い浮かべているのは、ペースメーカーをつけている方、ASD(アスペルガー症候群)やADHD(注意欠陥・多動性障害)などでイレギュラー対応が苦手な方などです(想像力が乏しい!)。私個人の考えですが、生理痛が重くてしんどいときとかも席譲ってくれたらめっちゃうれしいです*1。
ほかにもまだまだいろいろなバリアがあります。この記事でヘルプマークの存在を知ることで、どこかの誰かがもつバリアを想像して、手を差し伸べるきっかけになれれば幸いです。
こんな偉そうな記事かいておいて身がなさすぎる!!!!!
私は、ヘルプマークのことをインターネットで知りました。それはいまから考えると結構早い段階だったんじゃないかな、と思います。とはいえ、ヘルプマークを身に着けているひとにはほとんど出会ったことがありません。目に留まっていなかっただけかも、しれませんが。
そんな私が、まさかヘルプマークを身に着けるようになるとは。もともと乗り物酔いしやすいタイプではあったのですが、現在服用しているお薬の副作用が強く、より電車が苦手になりました。吐き気に加えて息苦しさも出るようになり、これはいかんと息をあげながら、東京駅八重洲口から都営地下鉄大手町駅の駅員室まで*2向かったのです。正直そんな理由でヘルプマークを身に着けていいのか分かりませんが、しんどいときは座らせてもらえるだけでもすこし落ち着きます。
ヘルプマークは申し出れば誰でも無料で手に入れることができます。障がい者手帳などの提出は求められません。
いま、ヘルプマークに関してすこし悩んでいることがあります。いざというとき自分を守るために出来るだけ常に身に着けるように心がけているのですが、毎回体調を崩すわけではなく、人の目に触れるようにするのはある種の濫用になるのではないか、と。でも、まだまだ低い普及率のヘルプマークの存在を少しでも多くの人に知ってもらうためには、アピールも必要なのではないか、という考えもあります。
そんな葛藤のなかで「私になにかできないだろうか」と思ったとき、ヘルプマークについてのブログを書いて、SNSでシェアしよう!という考えが浮かびました。インターネットの世界では、私のブログなんて取るに足らない存在ですが、FacebookやTwitterなど、私のことを知っているひとなら読んでくれるかもしれない。誰かがシェアしてくれるかもしれない。そうやって、私がヘルプマークを知ったときのように、偶然が重なって、少しずつでもヘルプマークの存在を広められたらいいなと思っています。
JRが啓発してくれたら、きっとずっと普及率があがるのになあ。いちを。
めっちゃどうでもいいんですが、ヘルプマークの初期ストラップが着脱しづらすぎてボールチェーンに付け替えました。