安住録

未来を照らすための過去

2017年一番良かった映画・ドラマ

 2017年、たくさんの映像作品に触れた年でした。たまにはお題にも参加してみようと思います。なお、アニメはあまり見ていないので割愛。映画とドラマについて。

 

2017年一番良かった映画

 映画は、なんといっても「彼編む」です。つらくて、くるしくて、でもやさしいものがたり。

 生田斗真さんがトランスジェンダーの女性・リンコを演じた、ということにどうしても目が向きがちですが、ネグレクトや毒親なども重要なセンテンスになっている作品です。

 生田斗真さんは言わずもがな好演なのですが、リンコがまだ男性として生きることを強いられていた中学時代を演じた高橋楓翔くんが素晴らしかった。リンコの母・フミコ(田中美佐子)が、リンコにあるものを買い与えるエピソードがあるのですが、むねがつまる素敵なシーンです。

 夫婦のかたち、家族のかたち、親子のかたち。

 さて、リンコ、マキオ(桐谷健太)、トモ(柿原りんか)の3人は、一体なにを本気で編んでいるのでしょうか。ぜひ一度、観てみてください。

 『ワンダーウーマン』もめっちゃくちゃよかったです。わたしがアメコミ映画にはまるとは! たのしいね。慣れてないのでどこに目を向ければいいのかたまにわからなくなりますが。そのあと公開された『ジャスティス・リーグ』も劇場で観まして、さらにVODで『マン・オブ・スティール』と『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』も観たよ。えらい! 

 

 

2017年一番良かったドラマ

 ま、まよう〜〜〜!!!!!

カルテット Blu-ray BOX

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 時系列に沿ってみましょうか。まずはカルテット。みんなで夢中になりました。ああでもないこうでもない、と言いながら、細部にまで神経を尖らせて観ないと置いてけぼりになっちゃうような緻密さをもつドラマなんて、これが初めてでした。鑑賞後はどっと疲れてしまうけど、それ以上のどきどきを感じていました。また観たくなってきたな。

過保護のカホコ Blu-ray BOX

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 カホコもとても熱中しました。だいすき。とってもファンタジーなんだけど、ファンタジーだからこその良さ。カルテットとはうってかわって、思考停止して「すっっっっっばらしいよ~~~!」って言いながら観てましたね。カホコかわいいよカホコ。星野さんの主題歌「Family Song」もよかったですね。ずっと2番がかかっていたのに、最終回で1番から流れたのがとってもとってもよかったです。かるく泣いた。

 

 

 

 

1218-1224

ちょっと最近、1週間ぶんとかをまとめて書くのいいなっておもったのでやってみようとおもいます。

 

12/18
『おんな城主直虎』が終わってしまい、失意の底にいた。さみしいのうさみしいのうと言いながら、刺し子で「完」をつくるなどした。

 

12/19
スターウォーズ時系列祭り、ようやく『フォースの覚醒』まで追いついた。カイロ・レン(CV津田健次郎)かわいい。ところでローグワンってなんなんですか?
夜は『監獄のお姫さま』の最終回。こんかいも笑った。

 

12/20
漢方内科に行った。漢方内科はねぇ、たのしいよ。今回出た漢方は血のめぐりをよくするってすごく強調された。でも生理痛がちょっと軽くなるかもしれないとのこと。それはうれしい。
おばあちゃんのお見舞いに行った。歩きたくて仕方がないおばあちゃんVS歩かせたくなくて仕方がない看護師さんのたたかい、苦笑いしかできない。

 

12/21
バイト研修。つかれた。雑談で映画の話になり、ことしいちばん良かったのは『彼らが本気で編むときは、』だったといったらそこそこ興味を示してくれた。今まで観た中だとなにが好きか訊かれたので『クライマーズ・ハイ』と答えたら、相当映画好きだねえといわれてうれしかった。

 

12/22
真田丸』の第4集をみた。ちょっと飽きてきたかもしれない。やっぱり、みんなで毎週テレビの前で萌えを叫ぶやつがやりたいんだよな。せごどんは私がだいすきな『篤姫』との関わりもあるようなのでちょっと興味がある。真田丸やめて篤姫みようかなあ。

 

12/23
だいすきな地元のおともだちとディナー。おしゃれなクリスマスコース、いちばん美味しかったのはファーストドリンクのオーガニックソーダ
だいすきなともだち、居心地がよすぎて困る。

 

12/24
あいばまさきさんお誕生日おめでとう。来年は年男だね。わんわん。
ケーキをたべましたが、クリスマスケーキではなくあいばーすでーケーキです。
あいばくんがいつまでもしあわせで、えがおで、きずつかずに、へいわにすごせますように。

バイト初日。初日というか、契約書等の記入と座学のみ、休憩込みで7時間拘束だった。こ、こんなの初めて……! そこそこ大きい規模の職場で、バイトの面接も複数回にわたっていたため1ヶ月ほど待たされたのだけど、結局採用されたのはわたしだけだった。マンツーマンで休憩以外気の抜けない7時間はまあまあきつかった、7月からほとんどニートだったし。それでも好きなことに携われる職場なので楽しい。まだ社員としかまともに会話していないけど、趣味のあうひともきっといるだろう。それに、街中にあるミニシアターに通いやすくなるのもうれしい。そこそこバイト代が稼げるようになったら、ミニシアターの会員にもなろうとおもう。そこの劇場は学生はいつでも1000円なので、会員になるメリットは実はあまりないのだけど、もしそこが潰れてしまったらとてもかなしいしさみしいので、できることはしていきたいな。

祖母が倒れた。といっても命に別状はなくて、冷えやら筋肉の衰えやらで身体が動かなくなってしまったため、救急車で運んでもらい、検査入院というかたちをとっている。金曜の深夜、父が「ばあちゃんが倒れて救急車で運ばれたから、病院いってくる」とだけ言い残して病院へ行ってしまったので、気が気でなくなって眠れなかった。時間が時間なので喋るあいてもおらず、どうぶつの森を無心でプレイすることしかできなかった。めちゃくちゃ心細かった。1時過ぎにどんな具合か尋ねるメールを送ったけど、父がそのメールを見たのは3時に帰宅したあとだった。さすがに私も眠いというかしんどかったので寝ていて、病状を聞いたのは夜が明けてからだった。取り急ぎ血液検査やCTスキャンなどもしたけど、身体の数値としては正常。平日になったら再度詳しい検査をしましょう、ということになった、らしい。とにかく、おばあちゃんが無事でよかった。身内の不幸というのは中学で途絶えているからどういう感情でいればよいのかわからなくて困惑した。祖母は家が同じ町内だったから会う機会も多くて、お裁縫や編み物が得意なすてきな女性だ。だいすきな祖母だ。もうすぐ81歳を迎える。自律神経失調症でまともに起き上がれず寝たきりが続いた結果、歩くのもやっとになってしまった。そして今回の入院。祖母にとっていちばんいい選択はなんなのだろう。今まで通り息子たちに支えながらであれば、ひとりでも暮らしていけるのだろうか。どうすることが幸せなんだろう。私にできることはなにもないのかな。

バイトの研修日程がやっと決まった。

採用連絡から1週間経っても連絡がなくて、あれは嘘だったのかしらと思いつつ、予定に変更があったので一応こちらから電話を入れた。いろいろ訊きたいことがあったのだが、担当のひとがいなくていまいち話が通じず、とりあえず◯日が予定が入ったということが通じた段階で電話を終えた。翌日担当のひとから電話がきて、ほかにも面接をしていてその結果をみて日程を組むのでもうしばらく待ってくれ、と言われた。まあそういう流れだろうとは思っていたので了承し電話を切る。

さてお金がなくて困ったなあ、となり、いろいろ考え、できるだけ外出しないという戦法をとることにした。外出するとどうしてもお金を使ってしまう、どう制御したらよいのか未だ正解がみえていない衝動性というものは、無職にとって大敵である。ということでずっとスマホゲームをしていた。ポケ森をやって、そのつぎはテニラビ、旅かえるやねこあつめを合間に眺める。それでも暇で、とうとうツムツムも始めてしまった、ハチプーがいたあの頃が懐かしい。そんなかんじでひたすらゲームゲームゲームの日々を送っていたら、母に怒られた。中学生か。健康になろうというきもちが見られなくなってるよ、といわれ、図星だったので、なにもいえなかった。そんな問答を繰り返していたら、私はいつか激昂して無理心中させてしまうような気がして、ぞっとした。子どもが親を刺す、というのは、こういう積み重ねなんだろうなとか思った。

今日研修日程が決まって、想定していたよりだいぶ遅れてしまったものの、「はたらく」ということにまた触れ合えるのがいまはうれしい。

実に10ヶ月ぶりのバイトだ。ひとつ前のドラッグストアは、かなり楽な業務内容だったにもかかわらずひとつきちょっとで辞めてしまった。バイトにいくのがこわかったんだ。

 

ほんとうはきっと、あまりひとと関わらないような職場がいいんだろうけど、でも、わたしはまだ接客業を諦められないのでした。